議事録の文字起こしに専門用語はある?

議事録の文字起こしに専門用語はある?
議事録の文字起こし作業は、大変な手間がかかります。入力ミスのないように、正確に聞き取りをしなくてはなりません。ジャンルによっては専門用語が頻繁に出てくることもあります。そのため、議事録の文字起こしをする際には、専門知識も身に着けておいたほうがスピーディーに作業を進めることができるでしょう。 作業に関する基本的な専門用語についても知っておく必要があります。よく出てくる用語としては、タイムコードがあります。これはタイムスタンプとも呼ばれており、経過時間を原稿に表示することを意味しています。依頼者から、数分おきといったように指示がある場合には、その指示に従って進める必要があります。整文は文体を整えることを指しています。ですます調で統一したりなどのルールに従って作業を進めていかなくてはなりません。素起こしは、丸起こしとも呼ばれており、聞こえたままの状態で入力することを指しています。ケバ取りは、不要な部分を省いて入力する方法です。
議事録での文字起こしで重要となるケバ取りとは?
議事録の文字起こしでは簡潔で読みやすい文章にするためにとある手法が用いられることがあります。それはケバ取りといい、テキスト化した文章から不要となった言葉を取り除く行為のことを指します。まず最初に素起こしといって、議事録で録音した会話の内容を一文一句テキスト化する作業から始まります。すべての会話内容をテキスト化すると、読みづらくなってしまう不要な言葉も含まれることになります。例えば「えーっと」や「あー」といった言いよどみです。また、人によっては言葉の言い間違いを繰り返す場合もあるでしょう。これらは議事録の文字起こしを後で読み返す上で邪魔になるため、削除したり訂正したりする必要があるのです。他には沈黙した時間や会場での笑い声などもテキスト化する意味がありません。こういった不要な部分を取り除くことにより、誰が目にしてもわかりやすい内容に仕上げることができます。ただし裁判などの証拠資料等、あえてすべての会話内容を文章化する必要がある場合には、ケバ取りが行われないケースもあります。